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乾燥について

緒言

わたしたちが最も身近に経験している乾燥は、衣類を洗濯したあとの天日干しによる方法だと思います。
わたしたちは経験的に、どのような条件が乾燥速度が大きいかを知っています。
温度が高く(=熱風温度が高い)、天気がよく(=太陽からの放射熱が大きい)、風が強く(=風速が大きい)、空気が乾いている(=湿度が低い)、方が早く乾燥するということをです。
その経験則から、それらの条件の重要性を感じていらっしゃることでしょう。

乾燥とは乾燥物に含有されている湿潤成分を気体への相変化を伴いながら除去することをいいます。
衣類の洗濯においても遠心脱水という工程の後に乾燥工程があります(それが天日であれ、乾燥機であってもです)。
水分除去量としては一般的に脱水の方が多く、脱水をせずに乾燥をすることがいかに時間を要し大変であるかは自明です。
ただし多義的に全てを脱水で除去することができないため乾燥工程が必要になります。
脱水では除去しえない部分を除去するために換装が必要であり、そのために相変化させるという点が乾燥です。
広義の脱水といった場合に、その中に乾燥は含まれますが、その差異こそが乾燥を独立させているのです。

したがって乾燥機とは、その操作をおこなう機械装置のことをいいます。
相変化のためには潜熱が必要ですので、乾燥物は乾燥機から受熱する必要があります。ただし供給熱量が大きければ乾燥速度が大きいとは限りません。 いかに伝熱効率を良くするかが乾燥機のもっとも大きな目的です。
また相変化した湿潤成分(=ベーパ)が、再び液体に戻らないようにしなければなりません。
熱風乾燥機でペーパを排出するのは排気ファンであり、機内の湿度の設定にあわせて排気量を決定します。
真空乾燥機においては真空ポンプが機内の真空度を維持するとともにベーパを排出します。